2011-01-20

かみしばいができました。





0.1.2 かみしばい
「よんでよんで」作・ときわひろみ 絵・さとうあや
8場面


はじめて描いたかみしばいです。
子どもをもつお母さんは
誰もが経験しているひとこまです。

あとでね、まっててね、ってお母さんはいそがしそう。
だれかぼくに、絵本よんでくれないかな・・・
そこで、ねこさんたちにお願いしてみると・・・?




   ねこさん えほん よんで。

「ニャッ、いいよ。」


どんな風に読んでくれるのでしょう。




   ぶたさん えほん よんで

「ブー、いいよ。」




「では、よみますよ。」

  ブブーブ 
ブブブ
         ブブリン ブブブ・・・・


とつづきます。
こんな動物たちがいたらいいな!て思いました。
でもさいごはやっぱり、この人が読んでくれます。

セット組で教育画劇から1月末にでます。
紙芝居はいつ頃からあったのでしょうね。
幼稚園の頃、かみしばいのおじさんが
自転車に乗って公園に来ていたのを
ほんの少しだけ覚えています。






2011-01-19

ラジオを聞きながら。



うちの裏庭にキウィ棚があります。
小さな実をたくさんつけたので
食べてみたら、固くて酸っぱかった。
放っておいたら冬になってしまったので
半分お隣さんへあげました。迷惑な事をしました。
かわりに畑の大根を2本もらいました。
キウイはうちでジャムにしてみたら、
てんさいとうを入れても入れても甘くならない
不思議なジャムができあがりました。
キウイ棚を切ってしまおうと、本気でお隣さんと話しました。
きっとキウイの木はおびえていたでしょう。
今日は小粒イチゴを2パック買ってきたので
真っ赤なイチゴシロップを作ります。




2011-01-16

野村狂言座を観た

「伯母ヶ酒」



「宝生能楽堂」へ初めて行きました。
すごく楽しかった。
うろ覚えで描いてみたら、んー、違う。もっと凛としている。
野村萬斎さん演じるケチな叔母さん。
鬼になりすました甥の遼太が酒を飲み飲み
「見たら捕って噛むぞ!」というと、
「ゔぇー」と俯きながら唸った。


演目は、筑紫奥・伯母ヶ酒・文山賊・麻生 
狂言を観に行くと言ったら、子どもがお年玉をはたいてでも
観たいというので一緒に行きました。
神舞ではじっと聴き入り、演目それぞれに、くっくと笑ってた。
でも風邪気味でちょっと無理させたかな。

           
                  「麻生」

烏帽子髪を結う従者の藤六(野村萬斎)と、
主人の麻生(野村万作)の会話や雰囲気が和やかで
おわりに三人で舞う松囃子もとても素敵でした。
先日広隆寺で、弥勒菩薩に出逢ったときの感じと似ているような。
しかし、本当に美しい人を描くのはとても難しい!

2011-01-12

紙相撲



ご近所のお宅で新年会がありました。
いつものメンバーに「100かいだてのいえ」
「ちか100かいだてのいえ」の作者である
岩井俊雄さんご家族も、東京からいらっしゃいました。
いわいさんと、娘さんのロカちゃんの袋から紙やはさみ、
色鉛筆が現れて、みんなで紙の創作が始まりました〜。
紙相撲へと発展して、子ども達、大人数名、夢中になりました。
子ども達の生み出す形って、本当に面白いですね!
ハガキサイズの白い紙がいろんな形になっていって、とってもきれいでした。

2011-01-03

柿くへば鐘がなるなり法隆寺

あけましておめでとうございます。

昨年末、息子と二人で京都と奈良へ旅をしました。
法隆寺は別名、斑鳩寺(いかるがてら)と言い、一般的には飛鳥時代、
聖徳太子が建てたと言われています。
金剛力士がものすごい迫力でお出迎えです。これで邪気は吹っ飛びそう。



             金剛力士立像・吽形(奈良時代)


              金剛力士立像・阿形(奈良時代)

あれが法隆寺金堂だ〜

金堂(礼拝石の前で写生をしはじめた息子)


五重塔 (釈尊の遺骨を奉安するためのものだそうです)


飛鳥607年というと、1400年も前に建てられた木造建築。。よくぞご無事でした。
正午に鐘の音が響いて、有名な正岡子規の歌を思い出しました。


その後、唐招提寺へ向かいました。
「すみ鬼にげた」(福音館書店刊)という絵童話があり、(昨年の6年生の課題図書です)その本を読んでいたので、唐招提寺の鬼を確かめに?・・いきました。絵もお話も素晴らしい本だったので、「すみ鬼」に興味津々でした。
金堂中央に盧舎那仏坐像、薬師如来立像、左に千手観音立像が静かに安置されていました。
それぞれの仏像の前にお鏡餅のお供えがあり、餅の上に干し柿が10個並んで 
○○-○○○○○○-○○ その上に蜜柑がありました。
側にいたおじさんが息子に、「良い事教えてあげようか。干し柿を見てご覧。
外側は2個離れていて、中に6個あるでしょう?外はにこにこ仲睦まじく、て言うんだよ。」息子は驚いた顔でにっこりおじさんを見上げていました。嬉しい出来事でした。


唐招提寺 金堂 奈良時代

あ、いた〜!屋根と屋根を支える梁の下にいました。一周して四体あるうち、この鬼だけがとぼけたような、にやけたお顔をしています。皆背中を丸めてしっかりと屋根を支えていました。すごく重そう。

実はこの鬼だけが江戸時代に造られたそうで、他の3体の鬼は奈良時代のものだそうです。礼堂で教えてくれました。
もっとズームで撮れたら良いのですけれど、双眼鏡では見れました。
金堂の鴟尾も奈良時代のものと、約300年後?鎌倉時代のものが安置されています。
今屋根についているのは平成に造られたものです。

日本で一番古い校倉 経蔵

京都駅に到着して、最初に行ったのは平等院、十円玉の表です。写真下手です。


学生以来の平等院、鳳凰堂は初めて。別料金300円で入りました。
金に輝く堂々とした阿弥陀如来像と雲中供養菩薩像が26体(計56体)。
中はスケッチも写真も禁止。平安時代、仏師定頼が造ったとされる、
唯一残る仏像だそうです。
極楽浄土の宮殿をイメージして造られた豪華な浄土教美術が集約されていました。
池の外から見るとこんな風にお顔が見れます。
池の向こうから、息子の双眼鏡をカメラにくっつけて撮りました。



雲中供養菩薩 南26号 葉書より


雲中供養菩薩 南2号

52体、雲に乗りさまざまな楽器を手に持ち、奏でる姿にとても癒されました。
鳳凰堂の阿弥陀如来像の周りをぐるりと囲んで飛んでいます。
鳳翔館に移動した26体は、じっくり眺める事ができました。
時を超えて残っている事が奇跡のようです。
長々と読んでくれてありがとうございました。
続きはまた。

良い一年になりますように。今年もよろしくお願いします☆







2010-12-24

Happy Xmas




今日はこれから子どもが帰宅したら
ケーキと野菜のキッシュ作りです
昨日 長野の伊那で自然農を営む友人から
手作りのお野菜と玄米がたくさん届きました
自然農で作り 営む事はどんなにやりがいがあり
幸せで 大変な事だろうか 
大きな人参や大根 お米 みんな力強く美しいです





すぐに小松菜をそのまま食べたら 味が濃くて香ばしい!
ごま和えにしたら柔らかくて めずらしく子どもがぱくぱく食べた
体が喜んでいるなー
立派なネギと菜っ葉をお味噌汁に入れたら おいしい!旨い!とおかわりをした
信頼する友人が作ったと思うと はじっこも捨てるところがない 
大きな丸い大根に土の指の跡がついていた ゆっくり食べよう
あわただしい師走 年賀状もまだだけど 
こんな豊かなことがありました  

ご夫婦+子ども小2と小1と2才で長野県伊那市に移住して
就農し 自然農で暮らしています 
※ 春庭農園 Tel・Fax 0265-76-0736 (大川)
無農薬 無化学肥料の野菜とお米
玄米1キロ 600円 もちきびもあり

今朝このお米でさっそく酵素玄米を炊いた
ちょっと味見したら ふわふわもっちりでおいしい〜〜
今度は普通に炊いてみよう


今年ものこすところわずかとなりました
出逢った方々 会えない人たちに 
感謝とLoveをおくります
ありがとう!
木と花達 遊びにくる小鳥や虫たちに
世界中の人人 宇宙のかなたにまで
明るい新年が訪れますように

2010-12-07

北の丸公園のいちにち 長谷川利行の絵





休日、東京を散歩したくなって息子と電車で出かけた。
着いたのは九段下。旧江戸城の田安門を見上げ「立派だ〜」と撫でてから、
緑の中を散歩して、星に囲まれた科学技術館を見て、予定外だったけど入った。
案の定、子どもは夢中で色々と触っていた。この建物は古くても何かかわいい。
六芒星できっちり囲まれている。







次に国立近代美術館で姉と待ち合わせをした。
姉とは何かの展覧会で急に逢う事がある。運良く入場無料の日でした。
長谷川利行の新たに見つかった絵、「カフェ・パウリスタ」を観る事ができた。
カフェに油絵の具を持ち込み描いたのだろうか。
だいぶ前、長谷川利行展で何十点かを初めて観たときも、圧倒されて
好きだと思った。
生涯貧乏で、亡くなった後も、たくさんの絵が捨てられたというけれど、
スコーンと時を越えた、優美、自由さを感じる。 
酒を飲む為に描いて宿代を絵で支払い、という生活を続け48才で亡くなっている。
絵を描く、お酒を飲む、絵を描く、お酒を飲む、絵を描く、お酒を飲む、歌を詠む、お酒を飲む、絵を描く。
特に印象的だったのは「前田夕暮」像。顔も色も雰囲気も全部好きだった。
30号程のキャンパスと油絵の具を持って歌人の自宅へ押し掛け、
1時間半で描き上げ、お金を無心したというから、
たいした人だ。
とてもいい絵だった。


日本の歴史にはまっている息子は、パウル・クレーの絵と、頼朝と義経の屏風をみていた。
ちょうど今西祐行作 赤羽末吉絵の源平絵巻物語9巻まで読み終えたところで、
義経が頼朝に追われているのが重なっていた。
「ぼく、近代美術館より、科学技術館の方が楽しかった!」と満面笑みのチビッコ。
よかったよかった。