2010-08-20

「ともだち」ができました。






作者は詩人の木坂涼さんです。
お茶目なねずみくんと、森にひっそりと住むくまおじいさんのお話。
どこにでもありそうな、あるのだけど、大人は気が付かず
通り過ぎてしまう、そんな子どもの宝物のような一日や一瞬が
あたたかな友情で描かれています。  
くまのおじいさんとねずみ君の息使いや音、
森の空気の動きが感じられます。

今までの4色分解とは違い、版分けで絵を表現してみました。
メガネをかけながら、毎回トンボを合わせて、
1枚の絵を仕上げるのに、4色それぞれ描きました。
4枚合わさった色を頭の中で想像しながら、版画のようなものです。 

見返しの紙は、既製の赤い紙を使わず、
特色の赤を白い紙に両面、刷っているので深い赤色が美しいです。
表紙と表4の白い余白は、よーく見ると薄く色が入っているのです。
全て描き上げるのに、長い期間がかかりました。
そろそろ、8月末には書店に並びます。

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