2011-12-31

さむがり



西暦2011年の日が暮れる。
大晦日に息子はハシカの治りかけです。
似顔絵を描いてくれました。
今年はたいへんな年でしたが
いろんな人と繋がり あたたかな体験をしました。
人に励まされ 支えられた一年。
どうもありがとうございました。
2012年は楽しい変化が訪れそう。
心静かに待ちながら 絵を描こうと思います。
ワクワクしつつ。 キャンドルを灯して。
穏やかな煌めく新年をお迎えください。

2011-12-25

ロクとナナのクリスマス



「メリークリスマス☆
今日は歌をうたったよ。」


「メリークリスマス。僕もさ〜。
歌をうたわない日なんかないさ」

2011-12-14

春庭農園



長野県伊那谷から無化学肥料 無農薬野菜が届きました。
あたもんとようちゃんが作った野菜たちです。
立派で安全 美味しい。深々感謝!
ほうれん草の青い葉が肉厚で 虫食いはありません。
南瓜は2つとも甘くてホクホクでした。
人参の色と香り。野菜の美しさに見とれてしまいます。
自家製小麦粉ときびを使った クッキーやかりんとうも
サクサクで甘さが控えめ とっても美味しかった。
               ↓この袋のスタンプ なんの鳥かしら。


yokoさんは伊那のわはは新聞にもコラムとマンガを掲載しています。
来年からは個人宅配も始めると聞き
野菜を作りたい想いはありながらも 個配をお願いしました。
福島の南相馬の仮設住宅と学校給食センターへ
野菜を毎週届けているそうです。
放射能検査をして 検出は無かったので安心です。
たくさんの方に食べてもらいたいです。
「春庭の音」という新聞を添えてくれて
それもとってもいいのです。春の柔らかな光のようです。

春庭農園
信州伊那谷
0265-76-0736
umaco pain (自家製パンとお菓子)

2011-12-13

pinoko






先日 東京からMさんが
藤野の作家展を観に来てくださいました。
藤田嗣治や猪熊弦一郎 の掛け軸 。
さらさらと一筆で描いたキリギリスや少女の線。
猪熊弦一郎さんの絵はいいですね。
いい作品がずらり。藤野の芸術史を想いながら  
様々な藤野のパワーを一緒に感じました。
そのあと レストランshuで開催中の傍島飛龍さんの万華鏡と
陶芸家たちのコラボ展を観に行きました。
すごく幻想的な美しい世界。12/25までです。

Mさんは 話しながら時々 目が月の形になって 
ピノコ似の美人さんがくしゃくしゃに笑います。
するとこっちもぱかっと嬉しくなって笑います。
なんていい笑顔だろうと癒されました。
ブラックジャックの右腕ピノコはかっこいいです。
仕事にまつわるピリリと辛味の効いた
お話も聞けたし あたたかな時間でした。
ありがとうございました!

2011-12-07

馬のともだち




友だちの家に馬がやってきました。
野生種に近いミニポニー。
白いまつ毛と尻尾。
フサフサのたてがみ。
まんまるお目々はまだあどけない。かわいいー。
穏やかな馬で 撫でたら喜んでいるようでした。
一昨日から子供達が見に来てるそうです。
うちの子も早く行きたいと大喜びです。
来年ご近所に引っ越して来る予定なので
山道を一緒に散歩できるかも知れないとワクワクしています。
馬と友だちになれそうです。

2011-12-01

藤野の作家たちの作品展



藤野の自然から生まれた作品たち〜疎開画家と在住作家の作品展
の紹介です


リンク ←こちら


12月2日から12月11日まで開催されます。
藤野在住のたくさんの芸術作家たちが出品しています。
私は絵本「ふみきりのかんたくん」教育画劇刊
の原画を1枚展示しました。
お近くにいらっしゃる際はぜひご覧ください。
藤野駅から徒歩4分 旧役場の4階会議室です。







もう12月です




先日姉と祖田君の展覧会にいってきました。
cafe NOMADOはコーヒーがおいしくて
落ち着いた居心地の良いカフェです。
祖田君はパリ 繁さんはフィンランドの風を感じる風景。
懐かしい サーカス見たくなりました。
絵の写真を撮り忘れました!
奥の部屋に ささめやゆきさんの大きな
油絵が飾ってありました。
オーナーご夫婦はお知り合いだそうでです。
ここはパリかと錯覚するくらいに
かっこいいオーナーと奥様で 
作家の本やアーチストの作品がありました。
O編集者さんがいらしてくださり
イラストレーターの方もいて
私も仲間に入れてもらって
思いの外 お喋りになってしまった。
根津へでたらまたぜひ来たいです。
ギャラリーや趣のある商店がいくつもあったので
ゆっくり散歩したいです。
姉とは1年に一度 泊まりがけでないと
都会では落ち着いて話せないのだけど
絵の話などできました。









それと バルト9で観てきました〜。
若い頃からのファンの友だちが前売りを買ってくれて
入って見ると前方垂幕も一面ナニサリでした。
そして清志郎 もとい オーティス栗原さんが
カフェの机に。バルト9からの熱い想いが伝わってきます。
ポストカードをもらって 大画面のライブへ入場・・
ライブは思わず拍手したくなったりした。
今も歌ってるかな キヨシローさん。
矢野顕子さんとの「ひとつだけ」は異次元的な繋がりを感じ
ゴーカなメンバーが次々と チャボさんのDJもチャボさんらしくて
終わったらなんだか 熱くって ガンバロー☆ と思ったのです。
友だちとはお互いに変わらないねーと笑って
生きて会えたことを喜び合いました。





2011-11-25

母の友 2012年1月号


もうすぐ発売です。(11月末日に書店に並びます)
冷んやりと眩しく トキメク表紙。






そして



れんさいどうわのページで
梶本ハギ子さく 「ロバのジャンポとうさぎのウー」に絵を描きました! 
お話は4ページで 絵が2.3こあります。
1962年に母の友 に掲載されたものを 
梶本さんが再制作されました。
このお話を読んだ時 脳ミソがゆるーく 
広がって 陽だまりの森の中にいました。
ジャンポとウーがおとぼけで愉快です。
ふたりが森で見つけた物は…。
毎月の連載です。どうぞよろしくおねがいします。
読んでみてくださいね。



そしてなんと  井上洋介さんのカラーページ絵本。



フクローさん!楽しい。たまに母の友に登場する洋介サンの世界。





谷川俊太郎さんの直筆の詩。
2回読んだら太陽が見えて笑いました。
字をじっと見ていたら「谷」という字が顔に見えてきました。





付録は高野文子さん作 紙相撲。
「絶対安全剃刀」「おともだち」がよみがえります。
切りたくない。
息子が見たら即座にはさみを手にするだろうな。
でも遊ばないと付録の意味が無いです。一緒に遊びましょうー。
最初に探す愉しみは 天野祐吉さんの一コママンガ と
岡尾美代子さんのエッセイです。
作家アトリエ訪問は和歌山静子さん。
小児科医 山田真さんの連載は「手足口病とリンゴ病」について。
柳原さんの父の友は「サンダーバード模型」。
サンダーバード好きな息子が食いつきそうです。
文や写真やイラストがぎゅっとつまった
ゴーカなおせちみたいな「母の友」だなぁと思いました。



2011-11-21

家族の宣伝 1



佐藤繁 (姉)の宣伝です
東京 谷中にあるカフェNOMADOにて
イラストレーター祖田雅弘さんと
2人展を開催中です。
詳しくはHPをご覧ください。




今の絵を描き終えたら
東京に住む友だちと久しぶりにあって
一緒にナニサリをみて
開店の2時に合わせて
ノマドへ向かおうと思う。
おいしいコーヒーを飲みながら
姉と祖田君の新作をゆったりと見れるといいな。

2011-11-20

昆虫の食事


さっきカマキリが青虫にハッと気がつき カマを一振り。
お腹からかぶりついてました。
小さな庭の昆虫の宇宙。
たくさんの青虫がバラの葉を食べていて 困りました。
てんとう虫は茎を行ったり来たり 羽根を広げて飛んで落ちる。
目が見えてないのかな?
ふと目に入った マダムアルフレッドキャリエール。
昨日は雨ふりで蕾だったけど咲いていました。
香水のような甘くて爽やかな濃い香り。
育てて良かったーと思う瞬間です。
花の色は薄いピンク。
葉がサップグリーンでトゲも少なく 柔らかなバラです。
バラは種類によって香りが無いのもあるけれど
これは当たりでした。

2011-11-18

根っこぼっこの魔法





アイリスの葉が枯れていて

元気がないのかな と
周りの草を取って見ると 
あれま!
赤ちゃん新芽が10個もありました。
手がかからず 放っておいたから
枯れてダメになったかとおもいきや
葉からも赤ちゃんに栄養をあげていたのだな。
どんどん根が増殖していくアイリスを想像し
アイリスの気高さと光の強さに敬意。
庭を埋め尽くしても良いです。


水仙も葉を切ったのに 青みがかり
フサフサに伸びてきました。 
水仙の真っ直ぐな緑の葉をみると安心します。
ルピナスの赤ちゃん新芽も発見しました。
セージの花に隠れて小さく
生き残ってました。嬉しい ♩
根っこぼっこの魔法が働いた。
しかしチューリップ球根をまだ植えてないのだ。
冬がすぐそこまで来ていますー。

2011-11-17

山の中でのライブ 繭や




「繭や」ライブに行きました。
ピアニスト室坂京子さんとシモシュさんの連弾とソロ
                       ↓     HP    ↓
                   
         
すごく素敵で楽しかった!透明な濃密な時でした。
トイピアノやアコーディオンも演奏してくれて
パリの裏通りの店に来たかのような  不思議な感覚が残ります。
アンコールの即興を入れて全部で17曲。
「花のワルツ」と「こんぺいとうの踊り」
くるみ割り人形は 連弾を生演奏で
ちょうど聴きたいと思っていたところ♩
ラヴェルの「ボレロ」は迫力満点でした。
息子は集中して聴いて 帰りに「CD買おう」と
珍しく言うので買いました。
後で「楽譜を買えばよかったな」とも
つぶやいていて驚きました。うーん 買えばよかったな。
シモシュさんのオリジナル「 余香 」(かほり )という
曲を気に入ったみたい。「12月の七夕」もよかったなぁ。
写真はリクエストに応えてポーズのお二人。
息がピッタリです。こんなに楽しいピアノライブとは…
幸せな夜をありがとうございました。
ピアノ弾きはピアノを弾いているとき
一番輝いています。心に焼き付けました。


2011-11-16

砂漠の名のバラ


サハラ という名前の
バラ4つ目の花が咲きました。
一つの花の命は短いようで長いです。
一つが枯れても次が咲き
根っこは広がり
茎は強い幹となり
少しづつ大きくなってます。
また格別美しい花を見せてくれます。
生命は地球と宙に繋がって
日々成長しているんですねー。
寒さになんか負けないぞー。

2011-11-04

日向ぼっこ 2

今年も〈日向ぼっこ〉がありました。
山頂で ガイネさんのネイティブ
アメリカンフルートを聴いたり
三宅岳さんの山の花の写真展を見たり
手作りの美味しい食べ物もたくさん。
子供たちも自由に探検し走り回り
楽しいのんびりした一日でした。
実は締め切り前・・。
編集者さんも数名いらしていて 山頂で自己紹介をした時 あっっ 。と
 社名から お気に入りの本や絵本がいくつも頭の中を巡りました。
山の上でのご挨拶は嬉しい出来事でした。
ともかく今日はエンジン全開です。
もう一つの楽しみは みどりのゆびを持つ
Yさんの育てたクリスマスローズ。
今年もありました 。
昨年のはフサフサになり 家人に草刈り機で茎を数本切ら
れたけれど順調です。4年越しのと合わせてもう6株になりました。
違う種類のを隣に植えると自然交配して
新たな花色になったりして。
丈夫で手がかからなくて 妖精の住処のような佇まい。
寒い日に見るとポッ と心が緩みます。
新入りは何色が咲くだろうか。

2011-10-24

EM菌を撒いたら








青虫に葉っぱをむしゃむしゃ食べられたバラ。
夏は放っておかれ 葉に黒点が出て
ともかくいろんな虫が来ているけど
蕾が5つ まっすぐ空に伸びています。
そういえば EM菌の発酵飲料を
福島南相馬のある放射能汚染地区に撒いたところ 

ひと月で80%もセシウムが除去されたという 記事 を見ました。
除染方法としてすぐに採用してほしい。
夏だから菌が活性していたとしても 自然の底力です。
うちは去年作った微生物発酵菌を庭土に入れたり 
EM発酵液を庭に撒いていたので
放射能除去に効果があったかもしれません。
無かったかもしれず わからないけれど
草取りが終わったら全体に散布してみよう。
山のキノコが放射能を多く
吸収しているというのも不思議なこと。
菌や微生物ってすごい!
食べれるキノコは 外見も味も存在の愛みたい。








写真は去年から育てているガーデンシクラメン。
つぼみが開いていました。コンニチハ。



一面に覆っている葉をかき分けてみると
赤ちゃんがたくさん育ってました。感動した!
売れ残りのガーデンシクラメン150エン× 5株。
植えかえて 大きくなあれと
EM発酵液と自家製発酵肥料を何度かあげました。
おかげで株が一段と大きくなりました。
冬は庭も寂しいから ほんとうに楽しみです。



雨の音





雨が降ると少し気になります。
チェルノブイリの原発事故直後

東大研究室の知人から電話がありました。 
当時10代後半の私は 原発や放射能が
いかに危険かと初めて知ったのです。
冷静ながらも緊迫した声を忘れもしません。

『絶対に雨には当たらず  しばらく外出はせず  
長く乳製品と輸入食材は食べないように 。
原子力研究をしている友人によると
日本にも放射能は来ているから』と。
色んな意味で衝撃で した。
以来小さな日本の大地に
個人的に原発を許してはいなかったけど  
日本でこんな惨事を招き  世界を汚し
幼き命を危険にさらしてしまっているとは。
未だ高濃度に汚染された幼稚園や学校へ通う
子どもたちがたくさんいる現実です。

環境汚染 遺伝子組み換え 添加物 農薬……等に
高濃度放射能汚染。
ここまでくると 過酷な環境に適応出来るような
人間の多様性を信じたいです。
土と空と海と太陽。
マヤ暦で言われてる 古いサイクルの終わりは10月28日。
ここから意識の変化が加速して 
たくさんの人が新たな波に乗るようになるとも言われてます。
そこで普遍的なものとは何だろうな。
雨の音を聴く 
雨の匂いを嗅ぐ 
雨に濡れて歩く
そんな素敵な時が
今までとは少しだけ違って感じる。
バリアー!みたいな強気な姿勢になってる。
子どもは全く気にせず 雨に濡れるのが好きです。
雨にびしよ濡れになって歩くのも楽しかったものな。
子どもの未来に
美しい地球と人類がありますように。☆




2011-10-16

ドレミファ荘のジジルさん です。



春から夏にかけて描いていた挿絵です。
たかどのほうこさんの
『ピピンとトムトム 』
第二だん
『ドレミファ荘のジジルさん』理論社刊。
挿絵もたくさん カラーページも入ってます。
どうぞご覧ください☆
今回は 初登場のジジルさんという
おじいさんの秘密。それは不思議なのです。
ピピンとトムトムとドレミファ荘の仲間とで
その謎を解き明かしていきます。
この作品も二人の探偵くんと
ジジルさんの不可解な行動に
ぐんぐん物語に引き込まれます。
やおやさんの働き者 マドちゃんも
初登場です。
蜂が重要なアイテムです。
ドレミファ荘の住人と一緒に
爽やかで幸せな空気に包まれます。
もっとも私はチェントさんというおばあさんに
とっても共感するのですが!
よかったらぜひ読んでみてください。



こんな町の出来事です。 ドレミファ荘と二人はどこでしょう。


探偵くんミーティング?


2011-10-08

ジキタリスとコンピュータ

小松菜?と姉にきかれた。
これはジキタリスの葉です。食べられません。
フサフサ庭にたくさん。一年目は咲かないから
来春まで冬を越えないとです。
種から育てるとかわいさ倍増です。
背が高くなって 花をたくさんつけたらいいな。

Steve Jobsさんの
「アップル宣言 クレイジーな人たちへ」(訳/真野流・北山耕平)三五館
をみました。いい言葉だった。
小松菜みたいな葉っぱをみて
感じる気持ちと何となく似ています。
表現が飛躍しすぎましたか。
パソコンには縁がない若かりし頃
Macをお下がりでもらって 今のiMacまで、
仕事でも友だちもMacを使う人が多かった。
ある日 他のを触ってみた時に
楽しくない 嬉しくない感覚に
違和感を感じました。
無知でMacしか無かったからかな。
Macの裏には、アップル宣言にあるような
想いが込められていたのだから
機能は似ていても別物なのだ
とすごく分かりました。
人が創りだすモノは、どんな精神で創ってるのか
全てが現れてしまう。絵も。コワイコワイ。

もし、初めてのパソコンがMacでなかったら
ネット社会からは断絶してたかなーと思う。
それは喜ぶべき事なのかな。?
深くは考えないとこう。
それはそれでいいだろうし。
殆どインターネットしか使いこなせないのだから。
機械オンチな私でもパソコンを使ってること
宇宙に還ったSteve Jobsさんに感謝しました。

2011-10-05

ディンペルモーザーは好き?



片付けをしてたら
鳥のパペットが倒れてました。
そう言えば昨夜 おうがホッツェンプロッツのDVDをセットして
「ちゃんと観れるようにね。 」
とか何とか、鳥たちをキチンと座らせていたっけ。
このニ羽は赤ちゃんからの付き合いで
普段は自分の部屋に放ってあります。
観始めたら「ホッツェンプロッツの鉄砲 カッコイー!」と言ってた。
「ホッツェンプロッツ、次に何かの美味しい実を食べるよ。」と息子。
あ、ホントだ。 コーヒー挽きを回しだしたら、
「ここで泣くよ。 ね。」としっかり細かく覚えてる。
2.3回しか観てないのに。
ドイツ語版の映画で、役者さんも童話の絵にソックリ、よくできてます。
おうは 一年生の時に童話を三巻まで読み、最近も読み返していました。
「誰がすき?僕はディンペルモーザー。」と聞かれ
「うーん、おばあさんかな。あと妖精のカエル。」と言うと
「ああカエルか。アマリリスね。ディンペルモーザーは
ホッツェンプロッツを捕まえたんだからすごいよ。」と言う。
(アマリリス ていう名前だったんだ…)
「あれはカスパールとゼッペルの手柄でしょ?」
と私が言うと、納得したように何も言わなくなった。
あれ?ディンペルモーザーが好きなんじゃないの?
......そうか。
ディンペルモーザー警部が好きと聞いて、
かわった子だなーと思ったけど、
カスパールとゼッペルは仲間でありヒーロー。
大泥棒を牢屋に入れて、皆が安心して暮らせるように
してくれる警部ディンペルモーザーは
子どもから見ると、
村や民衆を守る、正義のすごい人なのですね。

2011-10-03

村歌舞伎

村歌舞伎がありました。
藤野歌舞伎保存会20周年記念
太功記 十段目 尼ヶ崎の段。
主人公は三日天下と言われる明智光秀です。
地元の友や知人 子供達の晴れ舞台。
皆さん役者で、いつもとは別人でした。
敗者の滑稽とも言える辛い話なのに
立場や見方を変えると、
美や感動がありますね。
会場は里山にひっそり佇む大石神社。
義太夫席もあり贅沢な村歌舞伎を楽しみました。
この神社、たまに人形浄瑠璃やライブもします。
普段は誰も居なくて、ただ 空と光のみ
という気が素敵な神社です。
保存会の方々が代々大切に守っておられます。
伊勢神宮に参った時、ここは 空 (くう)。
と感じた雰囲気が同じよう。
光は伊勢神宮が断然強いのですけど。
自然と一体というか。色が無く
何者をも際立たせてくれる神社です。
最近 古事記を読み直してます。物語として
現代訳、福永武彦さんのを。
日本について想い考えます。
今日本に集まってる人たち、悲惨な状況下でも
美しく新たな道を創り出すことや
面白く考えるのが得意な人たちが
たくさんいて、よかったなぁと思うのです。
わたしもやるべきことをしっかりやるです。

2011-09-30

おうの手と花。
ちょっと前の写真です。
こどもの手は花がよく似合うな。
肉厚でしっかりとしていて小さくて、
大きな力を秘めている。
そういえばいつのまにか
手をつながなくなった。
写真すら撮らせなくなってきた。
こうして親離れをしていくのか。
でもまだ爪を切ってあげているから、
肉厚な手をじっくりみれる時もある。
先日は刺繍を熱心にしていた。
私が途中でやめた鍵模様の続きを
学校から帰宅してからも
チクチク縫っていた。
碇と鍵と船をナフキンにつけたい一心で。
おうの手、エンピツを持つより、
格段に何かを作っている事が多い。
ピアノも最近は楽しそう。
今日は何を触って喜び
生みだすのだろう。

2011-09-24

海に潜るおじいの話

久高のおじいから聞いた話。

小学3年になると
夕飯のおかずを捕りにさ、毎日海に潜ったよ。
長男の仕事だからさ。
何も捕れなかった日は、
親父に怒られてよー。
厳しいよ!夕飯は無し。
みんなが食事をしているのに、
隣の部屋でお腹空かせてさ。
獲れない日もあったわけ。
怒られるからさ、毎日真剣だったー。
学校帰りに海に潜るわけ。
部屋の灯りが消えると、
親父が寝たという合図だから、
ばーっと台所へ行ってさ、
母ちゃんが(早く食べな)と
残してくれた握り飯を食うの。
真っ暗な台所で音を立てないで。
母ちゃんがこっそり
親父にばれないように作ってくれてね。
ほんとに辛かったから、
ぼくの子には絶対させなかった。

と無邪気に笑って話してくれました。
いい話だー。おじいの笑顔の奥に厳しさを感じる。
毎日毎日、おかずを捕まえる!
70代になるまでずっと
母の愛情はおじいの心に
光ってるように見えました。
電気は無い、夜が闇の頃の話です。

2011-09-23

金魚の家

去年の夏祭りの金魚、
10匹から4匹に減りました。
餌をあげない日もあったり緑の水
になったりと、
過酷な状態だったのに生き延びて、
体が2.3倍に大きくなりました。
隣のおじさんの金魚は、
縦横高さそれぞれ80センチ程の
深い巨大鉢にたった一匹で暮らしてます。
もう十数年!金魚は長生きなのです。
半年に一度しか掃除はしないとか。
近所で鯉をたくさん飼育している方も、
金魚は大鉢に二匹までと言ってました。
うちの鉢だと二匹までかな?
金魚たち、狭くて ごめん。
昨日は鉢に水をはり、
微生物を入れました。
今日はおうが緑色の水槽やフィルターをブラシでゴシゴシ。
1人で全部掃除をしてくれました。
水鉢に移った赤い金魚たち、
やっと赤が光って見えました。

2011-09-16

柏崎に移住した友

彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ
のアトリエ写真。
友だちのIさんが、むかし
パリで写真を現像して
送ってくれました。
Iさん、20年近く東京にいたけど
柏崎原発の近くに引っ越して行った。
なぜ柏崎なのか
と聞いても答えなかった。
ある寒い三月、パリの情報を
聞くために電話をした。
「パリに恋をしている。嫉妬するくらい。
パリに住みたいなぁ」とつぶやいてた。
画家だから、フランスが好きなのだろう。
そろそろフランスに行ったかな、
と思っていたら、
フランスでも原発事故があった。
柏崎原発と聞くとIさんがすぐに浮かぶ。

この写真は気に入って部屋に飾っている。
画家や彫刻家のアトリエは
ずっと見ていられる。

2011-09-14

カマキリのカマ

カマキリを見ると
小学6年時代のクラスメイト
一郎君を思い出します。
カマキリの真似をいつもしていて、
面白い変わった子でした。
太っちょで、勉強はあまり得意
ではなかったような。
スポーツも目立ってはなかった。
けど卒業の時、文集に一人だけ
詩を書いていたのです。
「カマキリ」 と言う詩。
軽く衝撃を受けました。
シンプルで、カマキリになりきり、
カマキリへの憧れがつまった詩でした。
そのページだけは思い出せます。
作文は誰一人憶えていないのに。
その日から見る目が変わりました。
中学生になって、他のクラスになり
たまに見かけると、
緑色のカマキリに見えて、
まだ詩を書いているのかな、
と思ったりしました。

2011-09-11

月光浴


ベランダにでたら
隣の家の猫と
蜘蛛の巣を
月が照らしてました。
きれい きれい。
あの日から半年。
山と星と土は
ほんのりと輝いてます。
モグラのイビキ。
朝顔の夢。
おうの寝息。
夜がきました。
おやすみ みなさん。
いい夢を!
わたしは おうがくれた
薄っぺらいダンボールカー
をつまみに
ドイツビールを飲みます。

2011-09-10

ウタ

夕方 ウクレレサークル茶果歩花
に行きました。 一年振りに集合。
メンバーは近所に住む音楽好きな
ママたちです。
たった1時間だけどゆるゆるしました。



「私の子供たちへ」笠木透 作曲作詞


生きている鳥たちが

生きて飛びまわる空を

あなたに残しておいて

やれるだろうか父さんは

目をとじてごらんなさい

山が見えるでしょう

近づいてごらんなさい

こぶしの花があるでしょう



生きている魚たちが

生きて泳ぎまわる川を

あなたにのこしておいて

やれるだろうか父さんは

目をとじてごらんなさい

野原が見えるでしょう

近づいてごらんなさい

りんどうの花があるでしょう



生きている君たちが

生きて走り回る土を

あなたにのこしておいて

やれるだろうか父さんは

目をとじてごらんなさい

山が見えるでしょう

近づいてごらんなさい

こぶしの花があるでしょう




茶果歩花 の楽譜だと
(父さんは)の歌詞が(母さんは)
に変わっているんです。
父さんが歌ったほうがいいな、
と思ったのは私だけかな。

2011-09-09

朝顔になる

ジャングルとなった庭ですから、なかなか作業は進みません。
草むらの中では鈴虫が鳴いています。
早く薔薇やラベンダーを
救出しないとなりません。
ジャングルには朝顔がたくさん咲いていて、
この大きな花を見ていると
水色と共鳴してトリップします。
花の力は不思議です。
15年程前ハーブ屋さんで
バッチのレメディーに出合い、
フィンドホーンのフラワーエッセンスも
個人輸入したりしました。
でも自分で花を育てるほうが合っていて、
私の身心にいいみたいです。
エッセンスを作ったり、オイルに入れたり
食べたりもできます。
私はずっと土がいじれるところに
住むだろうな。
花を見ると幸せになる。
懐かしい感じと感謝に包まれる。
花は太古の人の創造力が生みだしたに違いない。
いつも宇宙と地に繋がっているから、
私たちが忘れてしまっている記憶を
思い出させてくれるのです。きっと。☆
人の本来の姿を見ている気がします。

2011-09-06

画パコギター



藤野のアートイベント こもりく 。
今年のテーマは「原始力」でした。
台風で中止となりましたが、
レストランshu にて プチこもりく
が始まると聞いて行きました。
大小さまざまな原始力が合わさり
会場を照らしていました。
歌や演奏、美味しい料理。
にこにこ わはは ベイベー☆
子どもも毎年楽しみにしてます。
そして、初めて見た絵の具箱ギターです。力作です。
パーコレーターを使っていました。
イラストレーターのTさん作です。
シゲさんバンドで弾いていました。
私も使ってない画箱が眠ってるけど
ギターに進化するなんて感動しました。
画箱はさぞ喜んでいる事と思いました。
ミュージシャンたちが
たくさん歌って演奏してくれました。
ありがとうございました---楽しかった---♪
動画をUPできたらいいのにな。

2011-09-02

ドラゴンをもつ少女

久々に友だちの親子に会いました。
13年前に会った時は
まだオッパイをくわえてたのに!
美しい少女に成長していました。
時の経つのは早いです。
私も歳を取るはずです。
澄んだ瞳はそのまま、
自然体で 少しあどけなさが残り
とても嬉しかった。
友だちに良く似ていました。
娘さんの周りには黒竜が飛んでいて
小さな頃は写真に黒竜が写っていた
と聞いて、すぐに納得しました。
夏にスリアンで日本人と
竜の関係の本を読み
日本は竜の姿をしているし、
太古の伝説も信じているので、
竜と繋がりのある人はいるだろうと
思っていました。
ゲド戦記のテハヌー(テルー)
も本当の話に思えます。
そんなこんなで話に花が咲き、
おうのお迎えが遅れました。

またまた台風の夜です。

2011-09-01

始業式にウタ

こんにちは、2011年9月1日。
おうの学校がはじまります----。
バンザ---イ。
家を片付けるには
物を減らせば良いのだ。
そして、もう増やさないぞ。

ウタ 1     友だちから知ったバンド。
リンダさんの声すごくいいです。
ウタ 2      かわいい! バンド名難しいです。


夕方街に出て
絵の学校で一緒だった
古い友だちと会う予定です。
何年ぶりだろう。わくわく。

2011-08-30

長生きベンチ ①




海を見下ろす「長生きベンチ」です。
おじいが海を見ていました。
おばあもやってきました。
子どもたちも座りました。
私は座りそこねました〜。

長生きベンチ②

このベンチも、夕方は
ゆんたくしていました。
昼間は暑くて、
誰も歩いていません。
自転車か歩きの観光客だけです。
猫も日陰で寝ていました。
時間がゆっくり流れてます。

長生きベンチ③

この家の前に椅子が2つ3つあります。
夕方や朝になると、おじいとおばあが
座っていました。
お互い何も話さず座っていたり。
お一人で家の前の椅子に座り、
誰かを待つのか。
空をみているおばあ。
毎日の楽しみなのだろうな。
長生きしそうだと思いました。

山で久高島を想う

山に帰ってきました。
うちは涼しくて、カビがいっぱいになってました。
掃除機は二回かけたと連れ合いから聞いて
足の裏も顔も青くなりました。
当分掃除に忙しいです。庭もジャングル。
金魚は生きていました。
おうはさっそく友だちの家にお泊りしました。

久高島の朝は浜を散歩しました。
朝からフーキ君が民宿に遊びに来てくれて、
散歩の後は、自転車で島を巡ったり、
フーキくんのひいばあちゃんのうちで
遊んだそうです。
フーキ君は、前日に海で会った小学二年生。
おじいちゃんの家に
本島から独りで一ヶ月来ていました。
「もっと早くに来たらよかったのに。
一緒に泳げたし」
「すぐに泳ぎが上手になるさ」
とフーキ君やみんなに言われて、
かなり凹みました。
小さな小さな売店、二件だけ。
あまり物は売っていません。
簡易郵便局があります。
お金を引き出す時は通帳か、
カードを局員に渡します。
のどかでなんにもなく、必要な全てがある。
このシンプルさと美しさは奇跡のようです。
道を新しくしたり、学校や交流館は建ちました。
たぶん家にはクーラーもテレビもあるけど、
自然、海、人、目に見えないもの
を大事にしてきたのでしょう。
島人の感謝と満たされた気持ちが
この島を守ってるのだと思いました。

2011-08-27

ナハニッキはおわり


那覇は台風が迫ってきているけど
まだ晴れています。
台風はセーフで山に帰ります。
山からサンダルを履いて来て
おうのサンダルが壊れるほど
たくさん歩きました。
こんなにふたりで歩くのは初めてでした。
おうは独りで行きつけのお店や
近くの図書館へと、よく脱走もしました。
またいろんな人たちに会いに来たいな。
会えなかった友だちもいるし。
ここのベランダ住人、
歌のうまい鳥さんにも、ありがとう。
最後に玄米ジューシーを炊きました。
ココナッツアイスキューブが余ってる。
裸足とタンクトップ
徒歩の日々はまたいつか!
夕方まで絵でも描こう。

おはあとおじいに聞く

花おばあ、とみんなは呼んでいました。
おばあから聞いた話があるけど、
それが、サンスクリット語みたいな発音で、
忘れてしまいました。
胸にしまっておきます。
島から漏らしてはならない話もあるようです。
紙に書いておこうとおもったのに、
聞くのに集中しました。
花おばー、お元気で。
ありがとうございました。

日本語ひらがな発音では表せない、
音の文字が30文字くらいあるとか。
語源もアーリア語から来ていると、
売店のおじいが言ってました。
昔、ハミーと言う人たちがいて、
ノロが王朝から送られて来る前には
ハミーがそういう役割をしていたと。
「ハミー」が、「神(カミー〕」へと変わり、
そして「紙」へと変わりつつある、と。
ノロ、巫女は、人々をまとめる為の
政治的な制度と言ってました。
色んな事を話してくれました。
この島には、何千年も前から今も繋がって
失われてない何かを感じます。

余談ですが、アダンの草履に
クバ笠を那覇で見つけ、
かぶってましたが、
クバ笠は涼しいし両手が空き、
肩まで影になりました。
久高の話はまたいつかにします。

2011-08-25

ニライカナイに近い島



久高島に来ました。
美しい島です。
ここに来てよかった。
夜も海人のおじいとたくさん話しました。
タコ取り名人で、お弟子さんとふたり、
海の話は目がキラキラしていました。
民宿のおばあは86歳で、交流館で観た
イザイホーのDVDにでていました。
不思議な時でした。海や空のように、
純粋な人ばかりだと思いました。
海や森、聖地と同じような。
当たり前に大切な事を大切にしてる。
太陽、月、海の神様。
イザイホーは途絶えても
自然崇拝の永いながい歴史を感じました。
こどもの友だちもできました。
海はもう、すごくきれいです。
旅行者もみんな幸せな顔をしていました。
チャリで一周して、フボー御嶽や
聖地も巡りました。
ひと月くらい居たかったです!

2011-08-24

二枚の花織


朝、こんなにべっぴんさんのネーネーに
おうが花織りを教わりました。
褒めながら子どもの心わしづかみ、
教え方がうまくて
おうは集中し真剣でした。
左足、トン、右足、トントン。
リズムに乗ると楽しそうで、
私もやりたくなりました。
明日もやりたい!と言ってたけど
明日は船に少し乗ろうと思います。

2011-08-23

電柱商店 再び

公設市場近くの電柱商店。
作業中のニーニーに声をかけました。
台風の時、ブログに書いたのを見てくれて、
覚えてくれていて嬉しかった。
お母さんも来て、いろいろと
市場の事を教えてくれました。
こんなのんびりした那覇の空気、潮風。
手書きの看板のその先、
どこかと繋がっていそうです。
お店におうが入って
有名な作家さんの(名前を忘れた)
お弟子さんのシーサーを見ています。
個性的なシーサーが並んでたけど、
私はあまり見られなかった!
ありがとうございました☆
また遊びに行きたいです。